お役立ちコラム

映画『事故物件 恐い間取り』で話題の事故物件の実態とは?
2020.09.03
事故物件を有利に売却するための5つのプロフェッショナルアドバイス

事故物件住みます芸人・松原タニシさんの出版された本が映画化された『事故物件 恐い間取り』が8月28日となりました。事故物件とは、一般的にいわゆる”いわくつき”物件のことですが、この事故物件の実態とはどのようなものなのでしょう?

映画化された『事故物件 恐い間取り』について

2020年8月28日に全国公開された『事故物件 恐い間取り』は、事故物件住みます芸人・松原タニシさん原作の『事故物件怪談 恐い間取り』が、ホラーブームの火付け役となった『リング』の監督・中田秀夫監督のもと映画化されたものです。この『事故物件 恐い間取り』の気になるストーリーは以下。

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“売れない芸人が、「事故物件」に住んでみた――
TV番組への出演を条件に、「事故物件」で暮らすことになった芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)。 その部屋で撮影した映像には白い”何か”が映っていた…。番組は盛り上がり、ネタ欲しさに事故物件を転々とするヤマメ。
しかし人気者になっていく一方、次々と怪奇現象に巻き込まれていく。

そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた――

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出典:事故物件 恐い間取り(映画公式サイト)

『事故物件 恐い間取り』は、主役の本作がホラー初出演となる亀梨和也さんや、女優の奈緒さん、瀬戸康史酸など豪華俳優陣が出演するということでも話題になっているようです。
このように、書籍や映画などエンタメ業界でも数多く取り扱われるようになった事故物件ですが、実際の事故物件とはいったいどのようなものなのでしょう?

事故物件とは実際どのような物件か

今映画『事故物件 恐い間取り』で話題の事故物件。この事故物件とは、簡単に言うと、対象となるマンションやアパート、また、その共有部分において、前住居者が死亡した経歴があるものです。住居者が死亡した場合、その物件は「瑕疵物件」に該当するとされ、宅地建物取引業法により次の入居者に告知する義務が生じます。
今瑕疵物件に該当する物件というのは、刑事事件に該当する事柄で死亡者が出た場合、死亡近くに反社会勢力の者(指定暴力団の事務所がある場合や犯罪者、その疑いがある者)が居住する環境的瑕疵のある物件。また、実際に事件・事故などが起こった事実はないが、「幽霊が出る」などの噂で入居が敬遠されてしまう心理的瑕疵のある物件のことです。この2つの他にも、様々な「瑕疵」から事故物件として取り扱われる場合もあります。

それでは、このなんらかの「瑕疵」がある事故物件とは、どのような種類ものがあるのでしょうか。

心理的瑕疵物件

映画『事故物件 恐い間取り』で話題の事故物件の実態とは?

前入居者が殺人や傷害致死、放火などの刑事事件によって死亡した物件は事故物件に該当します。
また、前入居者が自殺や病死、孤独死した物件は事故物件に該当します。しかし、こうした事件性のない事柄で入居者が死亡に至った場合、事故物件とは見なされないケースも存在します。

環境的瑕疵物件

 

該当するマンションやアパートの近隣に、指定暴力団の事務所がある、犯罪者、もしくはその疑いのあるものが居住している場合。宗教施設があったり、過去に自然災害にあった物件。また、「幽霊が出る」などの噂があるなど、広義において入居を検討するにあたって嫌悪すべき心理的瑕疵がある物件は事故物件に該当します。

その他の瑕疵物件

上記でご紹介した2つの瑕疵の他にも、数年後に取り壊しが決定している建物などの「法律的瑕疵物件」。建物が傾いている物件、シロアリの被害がある建物などの「環境的瑕疵物件」などが存在します。

事故物件にならないケース

事故物件は前住居者が死亡してしまっている経歴のものをいうとご説明しましたが、死亡原因によっては事故物件とは呼ばないケースも存在します。

前入居者が死亡した場合の事故物件にも該当しているのですが、孤独死や病死など事件性のない自然死、また、生死に関係しない刑事事件(前入居者が逮捕された場合、夜逃げなど)が原因で空き部屋になっている場合は、いわゆる事故物件に当てはまらないとされることもあるのです。

事故物件に住みたがる人達

 

様々な心理的瑕疵から敬遠されがちな事故物件ですが、事故物件となってしまった建物にあえて住みたいという方も中には存在します。事故物件には映画『事故物件 恐い間取り』の原作者である芸人・松原タニシさんは、以前ラジオで事故物件に住むメリットとして「駅近など好条件の部屋に相場より安い家賃で住める」というお話をされていました。松原タニシさんのように、環境的、経済的なメリットを感じて普通の物件ではなく、事故物件を選んで居住される方もいるのです。

事故物件に心霊現象は起こるのでしょうか?

映画『事故物件 恐い間取り』で話題の事故物件の実態とは?

事故物件に実際心霊現象は起きるのでしょうか?私自身は、あまり心霊現象は経験してませんが、よくテレビでも取り上げられますよね。ここではテレビで放送していた番組内での体験した人達の事例を紹介してみましょう。
いくつか具体例があります。

《事例1》寝ているときに天井から視線を感じる

これは元々霊感もないし、そもそも信じてなく、とにかく安いところに住みたかった人です。そんな人ですら、夜寝ているときに、明らかに天井から誰か見ている視線を感じるとのことでした。最初のうちは慣れるだろうと思っていたそうですが、さすがに怖くなり電気を付けて寝るようにしたとのことでした。そして、後日結局引っ越したとのことです。

・感想
寝ている時に誰かに見られている事は怖いですね…。うちには猫を飼っているので、ドアの隙間などから猫が目を光らせている場合があります…。

《事例2》部屋で写真を撮ったら、窓に顔が映っていた

これは2階のアパートに住んでいた人ですが、ベランダ側の窓に顔が映っていたそうです。2階なので、もちろん外に人がいることはありえないです。ベランダにいるわけでもないです。

・感想
私も小学校の林間学校での写真に写っていたことがありました。写真関係は映るのかもしれませんね…。

《事例3》写真を撮ると、1部の部屋だけに多数のオーブが映っていた

これは特に何があったっていう訳では無いのですが、リビング横の居室で写真を撮ると、その部屋だけ毎回オーブが出るらしいです。他の部屋では全くないのに、まさにその部屋だけ。

・感想
こうなるとカメラの問題ではないかもしれませんね。私の携帯カメラは壊れていて毎回オーブが映り込み、写真が取れない状況で困っています。

《事例4》ラップ音がする

これも夜に起こる現象だそうです。寝ていると、玄関からラップ音が近づいてきて、自分の周りを1周してから出ていくみたいです。本人はさすがにすぐに引っ越しましたが、何かを伝えようとしていたのか、確認に来ていたのか…。害はなかったそうですが、眠れなくなるとのことで引っ越したようです。

・感想
こちらは当社にもご相談のお客様がいらっしゃいました。ただそのお住いの物件は過去にも事故があったお部屋でもなかったので何とも言えないですね。

《事例5》テレビの音量が勝手に変わる、チャンネルが勝手に変わる

テレビを見ていると、リモコンを触っていないのに勝手に音量が上がったり、チャンネルが変わったりしたそうです。そして、テレビを消そうとしても消えない。リモコンも効かず、本体電電も切れない。コンセントを抜いたら消えたそうです。

・感想
知り合いの電気屋さんに聞いたらテレビ・リモコンの不具合、故障ではないかと言っていました。これでコンセントを抜いても付いたまんまだったら絶叫もんですね…。

《事例6》首つり自殺があった部分の畳だけ、黒くなる

これも霊感などなく、全く信じない人が、安さを求めて事故物件に入居したそうです。その際、もちろん告知されて説明を受け承諾していましたが、どういう訳か自殺があった部分の畳だけが黒くなるとのことでした。特に害はなかったみたいですが、さすがに気持ち悪くなったそうです。

・感想
私はオカルト的な事はあまり信じない方ですが、事実であれば怖いですね…。当社ではリフォームもやっているのでその部分だけ畳を変えて検証してみたいですね。

アパートに幽霊が出るいわく付き物件にご注意!

 

アパートの中には幽霊が出る物件があるといわれたら信じますか?怖い話で盛り上がる怪談バーがあるくらいですから、ちょっと怖がってみたいという気持ちは、誰でも持っているでしょう。幽霊アパートについてお話ししましょう。

何度も髪の毛がながれてくる不思議

事故物件だと聞いても、価格の安さで入居する人が増えています。いわく付きだからどうしよう…というよりは、家賃の安さに惹かれて、特に何も考えずに決めるという場合が多いようです。一人住まいなのに、排水溝から長い髪の毛が流れてくる体験をした男性は、浴室で女性が殺害された事故物件に入居していました。お風呂の鏡があったと思われる位置がコンクリートで固められていて鏡がない不自然なリフォームがされていました。こうした怪談めいた話では、その後、呪いで不幸な出来事に遭ったとしめくくられ、“きゃーっ”と叫び声が入ります。実際には、排水が逆流していただけかもしれませんが、“呪われたらどうしよう”と気になる人は、やめておいた方が良いでしょう。精神的な疲労が、蓄積する可能性があります。

ラップ音や電波の途切れが起こる不思議

いわく付きアパートでは、原因不明の音や、電波が途切れるという現象が起こると聞きます。急に電気が消えたり、ホラー映画のようにがたがた音がしたりという目に遭えば、気味が悪いですね。世の中には、否定出来ない不思議なことがあるかも知れませんが、すべてが、のろいなどのネガティブなエネルギーに満ちているとは思えません。『ムシ知らせ』だとか、『第六感』などと言いますが、肉親のピンチに妙な感が働いたり、急になくしたものが出てきたりして、まるで“しっかり家族を守るんだよ”と言われている気がしたという話は良くあります。現代は、あちこちに電波が飛び交っていますし、低周波の耳では聞き分けられない騒音が発生しています。ふとしたアクシデントを、不思議な体験に結びつけてみたいというところがあるのかも知れませんね。

幽霊アパート=事故物件?

怪奇現象が起こる幽霊アパートというのは、ありそうで、そうは、ありません。誰が行っても必ず、映画のように恐怖体験が起こるというものではないのです。信仰の対象は、それなりに大事にする気持ちが大切ですが、恐怖の対象ではありません。『なにかイヤな感じがする』とか、『気が進まない』と感じる場合には、ストレスをためないために避けた方が良いかも知れませんが、何も感じない場合には、気にする必要はないのです。
皆さんならどう考えますか?

事故物件で最強といわれるのはどんなもの?

 

賃料の安さで注目される事故物件は、“心理的瑕疵物件”や“説明事項あり物件”と資料に書かれています。そうそう心霊現象が起きるわけでもないし、資源は有効に活用した方が良いという考えの方にはお得かもしれませんね。とは言っても、“さすがにこれはキツイ”と思うのはどんなものか調べてみました。

誰もが知っている事件現場はさすがにキツイ

殺人現場の場合、いくら家賃、価格が安くても、お断りしたいと思う人は多いですね。週刊誌や、ワイドショーなら、血なまぐさい事件、猟奇的な事件は注目を浴びますし、興味本位で、どれだけ凄惨な状況になっていたのかを知りたがる人もいます。けれども、それは自分とは別の世界で起こっている他人事だからです。もし、内見に訪れた部屋が、「誰もが知っているあの事件の現場だった。」と知らされたら、ためらうのはあたりまえです。

ネットで見かけた最強事故物件

『尼崎事件の舞台になったマンション』
恐怖支配で知人家族を離散させ、8名もの死者、3名の行方不明者がでた事件です。主犯格の女は、逮捕後留置所で自殺しています。競売で購入した金融業者が、リフォームして一般向けに販売した事があり話題になりました。
『3件事件発生4人死亡のマンション』
事故物件サイトで公開されているモノには、一カ所にいくつもマークが密集しているモノがあります。けれども、毎日事件事故は発生しているのですから、都市部の戸数の多いマンションなら、何年もの間に事件が重なっても仕方のない部分もあります。

事故物件にキツさのランクがあるとしたら…

亡くなり方が壮絶な現場の場合、心理的な瑕疵が大きいようです。同じ孤独死でも、自然に布団の中でなくなって数日中に発見された場合と、腐敗が進んでから見つかったり、臭いやシミ・汚れがキツかったりするのは、気が進まないでしょう。また、自殺の場合にも、首つりや、失血死の場合には、凄惨な状況が目に浮かんできて、気にしないでおこうと思っても、良い気分ではないという人もいるでしょう。けれども、人が生きている限り必ずおわりは来ますし、人が亡くなったことがある場所をすべて避けて暮らして行くわけには行きません。

交通事故では、年間5000人がなくなるそうです。そのたびに、事故現場では心霊話が持ち上がりますが、これは、そうした危険があることを戒めとして心に留めて、注意深く通行する気持ちにさせてくれます。実は事故物件に接することは、受けとり方によっては、日々を丁寧に生きようと思い直すきっかけになるのかもしれません。

まとめ

今、書籍や映画などでも取り上げられる事故物件。この事故物件と事故物件たらしめる心理的瑕疵には、前任者が死亡したというだけでなく様々なケースがあり、一概に事故物件イコール心霊が原因というわけではありません。事故物件には、通常より安い家賃で物件を借りられるというメリットもあります。こうした事故物件には、理由が事件性のない自然死によるものだったり、「幽霊が出る」という噂があるというだけという場合も少なくないのです。先入観にとらわれず、心理的瑕疵の内容をしっかりと確認してみることも大切です。

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