お役立ちコラム
以前の住人が自殺や孤独死した経歴がある「事故物件」や、日当たりや間取りなどにちょっとした問題がある「訳あり物件」は「瑕疵(かし)=欠点」がある物件として何かと避けられてしまうことが多いものです。ところが、最近ではこういった欠点を承知で入居を希望する方も見られるようになりました。
そこで、今回は実際に事故物件・訳アリ物件に住んでいる方の声やの探し方などをご紹介します。「理想の物件が見つかったけれど、事故物件と知って入居を迷っている」という方はぜひ参考になさってください。
格安なら住んでみたい事故物件・訳あり物件の条件は?
事故物件や訳あり物件は相場より販売価格や賃料が安い、いわゆる格安物件になる傾向があります。そのため、たとえば東京都心の一等地にある本来ならば予算オーバーの物件でも入居できる可能性がありますが、実際にその物件を受け入れるかどうかは物件の現在の状況によるところが大きいと言えるでしょう。
実際に、事故物件に苦手意識がない男女50人に「格安なら住んでみたい事故物件・訳あり物件の条件は?」との質問でアンケート調査を行った結果、過半数の54%が「リノベーション済みで綺麗」と回答しています。「きちんとリノベーションされて綺麗な状態なら、事故があったことを思わせない状態なので」「きれいにリフォームされていたら、以前の印象がなくなると思うから」といった声が挙がっていることから、現在の状態が良ければ過去は気にしない、と考えている方は想像以上に多いのです。もちろん、しっかりとリノベーションが施されていることが重要ですが、この点さえクリアしていれば意外と肯定的な方が多いことがわかります。
次点は「立地が良い」(26%)です。物件の欠点を受け入れさえすれば格安で好立地物件に入居できる事故物件・訳あり物件のメリットが高く評価されている結果と言えるでしょう。また、「事故物件であったとしても駅から近いメリットの方が大きいから」との意見が寄せられているあたり、過去より現実の生活を大切にしていることが伺えます。
「立地が良い」の次には「前の住人が住んだとき何も起きなかった」が14%、「部屋が広い」が4%と続きました。
少ない予算内で希望の条件を満たす物件にこだわるのであれば、事故物件・訳あり物件を視野に入れるのもひとつの方法かもしれません。
【秘話】訳あり物件で快適な暮らしをしている人たちの声
上記アンケートはあくまで訳あり物件への入居を「想定」した場合です。では、実際の住み心地はどうなのでしょうか。
日常生活にまったく支障なし……どころか「快適」との声も
欠点があることによって格安物件となっていることの多い事故物件や訳あり物件ですが、何かと不都合が起こるものかと思いきや、実際には「特に問題なし」「快適」という感想を持たれる方が多いのです。なかには立地や広さ、間取りが自分の理想そのものだったことから「これからも訳ありの格安物件を積極的に利用したい」という声もありました。
物件によっては前の住人が不幸な亡くなり方をした過去があることもありますが、その場合には過去を想起させるものが残らないよう、しっかり改装工事が行われていることがほとんどです。そのため、住む本人の気持ち次第ではまったく問題がないと考えている方が多いのかもしれません。
生活が豊かになった
事故物件や訳あり物件は格安である場合が多く、費用が浮いた分、金銭的に得をすることになります。特に賃貸で毎月の賃料に頭を悩ませていた方にとってこのメリットは大きく「金銭的に余裕が出たので生活が豊かになった」「趣味や遊びにお金を使えるようなった」「貯金額が増えた」といった声も少なくありません。
このように、意外にも満足している方は多いようです。ただし、満足している方は訳あり物件を選んだ先にあるメリットについて入居前に冷静に検討している場合がほとんどである点は留意しておくべきでしょう。
東京での事故物件・訳あり物件の探し方
さて、ここまでくれば事故物件や訳あり物件を選択肢に入れてみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に住居費の高い東京で探す場合には格安物件は魅力的です。そんな方のために、ここで東京での事故物件・訳あり物件の探し方をご紹介しましょう。探し方には具体的に次のようなものがあります。
物件検索サイトで「告知事項あり」と検索してみる
人が死亡している経歴がある物件は取引の際、「告知事項」としてその旨を買主や借主に伝えなければならないことが法律で義務付けられています。そのため、物件探しサイトで「告知事項」や「告知事項あり」「心理的瑕疵」などのキーワードを検索すると訳あり物件がヒットすることがあります。検索結果として表示された物件は相場よりかなり安いことが多いです。
不動産会社のスタッフに直接尋ねる
物件検索サイトでキーワード検索してもいまひとつピンとくる物件が見つからなかった場合は最寄りの不動産会社のスタッフに直接尋ねてみるのも得策です。ただし、最初から「事故物件で探しています」などと切り出すと不動産会社によっては真剣に取り合ってくれない可能性もあるため「都心で探していますが予算に余裕がないので格安物件が希望です」といった他の言い回しを使いましょう。その際「少々の欠点があっても大丈夫です」と付け加えておくと話が早くなります。
訳あり物件専門の不動産会社に相談する
訳あり物件専門の不動産会社はこういった物件のプロです。すでに欠点がある物件を受け入れる決心をしている方は最初からこのような専門不動産会社に出向くのが賢明でしょう。大手物件探しサイトや一般的の不動産会社では取り扱っていないような格安物件が見つかるかもしれません。
まとめ
不動産は買うにしても借りるにしても高額の出費になりますが、事故物件や訳あり物件であればかなり費用を抑えることができます。また、訳あり物件の中には本当に些細なことや仕方がない事情で事故物件となってしまったものもあり、こうした物件が埋もれて活用されないのは勿体ないことです。
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