お役立ちコラム
事故物件となったマンションの専有・共用別の価格下落幅と、損失を抑える売却対策を解説
所有するマンションの一室が事故物件となった、あるいは購入を検討している物件が該当するかもしれない、そのような不安に直面しているかもしれません。マンション全体ではなく、たった一室、あるいは共用部分で事案が発生した場合、自分の資産価値はどうなってしまうのか、売却時に隠さず伝えるメリットはあるのか、といった疑問や不安は尽きないでしょう。
事故が起きた「部分」が専有部分か共用部分かによって、資産価値の下落幅や、売却時に取るべき対策が劇的に変わってきます。
所有者や購入検討者の方々が抱える疑問を解消するため、事故物件における専有・共用別の資産価値への影響、価格下落幅の具体的な目安について解説します。そして、下落を最小限に抑えるためのメリットのある売却対策までを、専門的な視点から紹介します。こちらを読むことで、漠然とした不安を解消し、冷静に最良の判断を下すための知識と道筋が得られます。
専有部分と共用部分で変わる資産価値への影響
マンションの一室の資産価値は、事故が「専有部分」で起きたか「共用部分」で起きたかによって、その影響が大きく異なります。
その理由は、不動産取引における「告知すべき事項の有無」が、事故の発生場所によって原則的に変わるためです。この「告知すべき事項」とは、過去にその物件内で人の死にかかわる事案が発生したなど、買主や借主が契約を判断するうえで大きな抵抗を感じるであろう、伝えなければならない事実のことです。
専有部分で事案が発生した場合の影響
具体的に、事故が専有部分で発生した場合、その部屋は「告知すべき事項」を持つ物件となり、売却時にその事実を伝えなければなりません。告知すべき事項がある物件は、市場で買い手を見つけることが難しくなり、結果として価格の下落という形で資産価値に影響がおよびます。この影響の度合いは、事案の内容や経過年数、地域の需要によって変わります。
共用部分での事案と資産価値
一方、エントランスや廊下、屋上などの共用部分で発生した事案は、原則として告知すべき事項には該当しないとされています。共用部分で発生した事案であれば、その部屋を売却する際に告知義務がないため、その一室の資産価値は原則として通常物件と大きく変わらないと見なされます。
例外的に告知が必要となるケース
しかし、このルールには例外があります。事故の影響が専有部分におよんだケースでは、その専有部分を売却する際に告知が必要になるのです。
このことから、所有または購入を検討しているマンションの一室の価値を評価する際は、事故がどの部分で発生したのかという点が評価の基準となります。
事故発生部分による下落率の目安と査定基準
事故物件となったマンションの価格は、発生した事案が「専有部分」か「共用部分」かによって、下落率の目安が大きく変わります。
専有部分での発生による価格下落率
一般的に、専有部分で事案が発生し告知すべき事項がある場合、市場価格からの価格下落率は1割から最大3割程度が目安とされています。この下落幅は、事案の内容や物件の立地、築年数、需要によって変動します。たとえば、都心の一等地など、需要が非常に高いエリアにある物件は、下落率が比較的抑えられる傾向があります。
参考情報:宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン
共用部分での発生と下落率の影響
一方、共用部分で事案が発生し、その専有部分が告知すべき事項の対象外となる場合、その一室の価格下落率は最小限に留まるか、ほとんど影響を受けないケースが多くなります。
不動産会社による査定の基準
不動産会社が事故物件を査定する際の主な基準は、以下の要素で判断されます。
発生「部分」
事故が専有部分での発生か、共用部分での発生かという点が評価の軸となります。
告知すべき事項の有無
法律上、買主に伝えなければならない義務が発生するかどうかです。
事案の経過年数
賃貸の場合、おおむね3年を経過すると告知義務がなくなるなど、時間経過が考慮されます。
風評の広がり
ニュースなどで大きく報道され、マンション全体のイメージに影響を与えていないかという点も査定に影響します。
特殊清掃の必要性
遺体の発見が遅れたなど、部屋の物理的なダメージの有無も査定の判断材料です。
とくに、専有部分で事案が発生した物件は、周辺相場からどれくらい価格を下げるべきかを判断するため、専門知識を持つ不動産会社に鑑定を依頼し、意見を求めることが最も得策です。査定を依頼する際は、必ず事故の事実を正確に伝えることが、後のトラブルを避けるための大前提となります。
価格下落を最小限にする売却対策のメリットと注意点
事故物件による価格下落を最小限に抑えるためには、「仲介による一般売却」だけでなく、「不動産買取」や「賃貸運用」といった複数の対策を検討することが最大のメリットになります。
価格下落が避けられない状況で物件を売却する場合、一般の購入者を探す「仲介売却」では、買い手が見つかるまでに時間がかかり、最終的に大幅な値下げを要求される可能性があります。
買取を選択する2つのメリット
ここで検討すべき有効な対策が、不動産買取です。不動産会社が直接物件を買い取るこの方法には、具体的なメリットが2つあります。
早期現金化によるメリット
1つは、早期現金化のメリットです。一般の買主を探す期間が不要なため、数週間での現金化が可能です。これにより、経済的な見通しを早く立てたい方にとっては大きな利点となります。
契約不適合責任が免除されるメリット
もう1つは、契約不適合責任免除のメリットです。売却後の物件に関する不具合に対する責任を売主が負う必要がなくなります。
早く、確実に売却し、価格下落による長期的な精神的・経済的負担を回避したい方にとって、買取は大きなメリットとなります。
賃貸運用による下落抑制の効果
また、売却を急がないのであれば、いったん第三者に賃貸に出すという選択肢もあります。賃貸契約の場合、事案が発生してからおおむね3年が経過すれば、次の入居者への告知義務がなくなるという国のガイドラインがあります。これにより、期間の経過とともに物件に対する忌避感が薄れ、将来的な売却価格の下落を最小限に抑える効果が期待できます。
対策選択の注意点
最適な対策は、物件の状況、立地、売却までの期間などによって異なります。ご自身の物件が持つ特有の状況を正確に把握し、買取と賃貸の双方のメリット・デメリットを冷静に検討することが、価格下落による損失を最小限に抑えるための賢明な方法です。
最良の未来を築くための売却計画
ここまで、マンションで事案が発生した際、その部分が専有か共用かによって、資産価値の下落幅や告知義務の有無が大きく変わることを解説しました。専有部分で下落が避けられない場合でも、不動産買取や賃貸運用といった対策を取ることで、早期解決や長期的なメリットが得られます。ご自身の状況を把握し、冷静に対策を選ぶことが、損失を最小限に抑える賢明な方法です。
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