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事故物件を高く売ることはできる?売れにくい理由や告知義務などについて解説
2026.07.30
事故物件を高く売ることはできる?売れにくい理由や告知義務などについて解説

事故物件を高く売ることはできる?売れにくい理由や告知義務などについて解説

事故物件は「安くなって当然」「値段がつかないのも仕方ない」と考え、相場より大幅に低い価格で売却してしまうケースも少なくありません。

確かに、事故や事件があった物件は需要が限られるため、弱気になってしまうのも無理はないでしょう。

しかし実際には、事故物件でも売り方次第で、価格を少しでも高く売ることは十分に可能です。

この記事では、「値段がつかない」とあきらめている事故物件について、売れにくい理由や少しでも高く売るためのコツ、さらには関連する法律まで含めて詳しく解説していきます。

事故物件を売却するためにおさえておきたい基本知識

まず事故物件の基本的な売却ルールを正しく理解しておくことが大前提です。

事故物件の定義をおさえておく

事故物件とは、過去に孤独死や自殺、他殺、不審死、火災など、居住者の心理に影響を与える出来事があった物件を指します。不動産取引上では「心理的瑕疵物件」と呼ばれます。

心理的瑕疵は人の死に関わるケースが多いものの、その内容や経過年数によって価格への影響は大きく異なります。そのため、すべての事故物件が一律に大きく値下がりするわけではありません。

また、「瑕疵物件」にはいくつかの種類があります。一般的に事故物件と呼ばれる心理的瑕疵のほか、雨漏りやシロアリ被害など建物自体に問題がある物理的瑕疵や、周辺環境に嫌悪施設がある環境的瑕疵、接道義務違反や建築基準法違反などの法的瑕疵があります。

告知義務は守る

「黙っていれば分からないのではないか」「告知すると売れなくなるのではないか」といった心理から、事故があったことを隠したいと考えるケースもあるかもしれません。

しかし、事故物件には告知義務があり、法的にも定められています。告知を怠ったまま契約した場合、後から損害賠償請求や契約解除などのトラブルに発展する可能性があります。

そのため、告知義務を適切に守ったうえで売却を進めることが、結果的に最も安全で確実な方法です。

事故物件が売れにくい理由とは?

事故物件を売却するうえで、「売れにくい理由」を理解しておくことは重要です。

心理的に抵抗がある

「事故があった」と聞くと、その事実がイメージされ、多くの買主は心理的な抵抗を感じます。ただし、すべての人が「事故物件には住みたくない」と考えるわけではありません。

人によって差があり、「価格が安いなら気にしない」「立地が良ければ問題ない」と考える方もいます。

また、自身の居住用ではなく、投資目的で購入するケースもあります。そのため、事故物件であっても一定の需要は確実に存在します。

一般の不動産会社では対応が難しい

一般的な不動産会社では、事故物件の取り扱い経験が少ないケースも珍しくありません。

通常の物件と比べて手間がかかるうえ、販売戦略も異なるため、対応に慣れていない業者では売却に消極的になりやすい傾向です。

また、「売れにくい」という先入観から、相場より大幅に低い査定額を提示されたり、場合によっては「取り扱いが難しい」と断られることもあります。

事故の内容や時期によっても売れづらい

事故物件といっても「発見が早かった孤独死」といったケースなら、比較的抵抗感が軽いこともあります。

一方で、ニュースで報道されるような重大な事件の場合は、心理的な影響が大きくなり、買主の反応も重くなる傾向です。

ただし、時間の経過とともに心理的な抵抗は少しずつ薄れる傾向があります。事故から数年が経過していれば、通常の物件に近い感覚で検討されることも少なくありません。

事故物件の売却方法

事故物件の売却には「仲介」と「買取」の2つの方法があります。状況によって、選ぶべき方法も変わってきます。

できるだけ高く売るなら「仲介」

一般の買主を探して売却する方法で、条件が合えば市場価格に近い金額で売却できる可能性があります。ただし、事故物件の場合は買主候補が限定的なので、売却までにかなり時間がかかる傾向です。

早く現金化したい場合は「買取」

不動産会社が直接買い取る方法なので、買主を探す必要がありません。短期間で売却できますが、市場価格よりは低くなります。

事故の内容によって選び方は変わる

事故の内容が比較的軽ければ仲介でも売却できる可能性はあるものの、事件性が強いケースや建物状態が悪いと、現実的な選択肢が買取となります。

事故物件を高く売るための工夫

事故物件は一般的な物件と比べて売却が難しくなりやすいですが、適切な対策を行うことで印象を改善し、売却価格の下落を抑えることも可能です。

値段がつきにくいケースとは?

事故物件は、以下のような条件が重なると、一般市場では値段がつきづらくなります。

  • 殺人など事件性が強いケース
  • 発見が遅れた孤独死(特殊清掃の規模が大きい)
  • ごみ屋敷などで建物の劣化が進んでいる場合
  • 立地条件が良くない場合

これらの条件が重なると、一般のマイホーム目的の方からは敬遠されやすくなります。

特殊清掃だけでは不十分なケースもある

汚れがひどければ特殊清掃が効果的です。ただし、清掃だけでは完全に臭いが消えないケースもあります。業者によって施工内容も異なり、仕上がりに差が出る点には注意が必要です。

また、床材の下や構造部分まで臭いが染み込むと、表面的な清掃だけでは改善が難しいケースが多いです。

リフォームで印象を変える

事故があった部屋という印象を軽くするために効果的なのがフルリフォームです。壁紙や床材の交換などに加え、水回り設備などもすべて変えることで、新築のような印象となります。

事故物件の印象を軽くするのに効果的なのがリフォームです。

壁紙や床材の交換、水回り設備の入れ替えなどを行うと、室内の印象がかなり改善できます。フルリフォームなら、ほぼ新築に近い状態まで回復させることも可能です。

ただし、外観や内装が綺麗になっても、事故物件としての告知義務は残るので正しく申告することが大事です。

実際の事故物件のリフォームをご紹介

以下は、事故物件をリフォームした実際の事例です。

こちらの動画で事故物件のリフォーム事例をご覧いただけます。

リフォームによって室内の印象がどの程度改善されるか、参考にしていただければと思います。

特殊清掃やリフォームは、業者によって対応に差があるのが事実です。

例えば、数十万円程度で済むケースなのに、過剰な費用が請求されてしまうケースも存在します。知識がないまま依頼すると「相場が分からずそのまま契約してしまった」、さらには施工が不十分で臭いが取れずに、再度修繕が必要という後悔につながることもあります。

事故物件の場合は、精神的な負担が大きく、一人で判断するケースも多く、不利な条件で進んでしまうケースも少なくありません。不安な点は、お気軽にご相談ください。

専門業者のネットワークを活用する

事故物件の売却実績が多い不動産会社の場合、独自のネットワークを活用することができます。事故物件は清掃、不用品処分、リフォーム、相続登記といったさまざまなやるべきことがあり、一人だと「どこに依頼すべきか分からない」と精神的な負担が大きくなってしまます。

これらを自分で手配すると、相場がわからず過大な費用を請求されるリスクがあります。

当社では、提携業者による適正価格の特殊清掃・遺品整理のご紹介も行っています。売却前の準備コストも含めてトータルでシミュレーションすれば、最終的な手取り額のイメージもしやすくなります。

家族が亡くなった場所を売却するのは、精神的に大きな負担を伴います。

売却を急ぎすぎる人もいますが、そのせいで判断が鈍ってしまうことも。一人で抱え込まず、プロの意見も取り入れ進めることも「高く売る」ための重要な要素です。

事故物件売却に関する法律と制度のこと

事故物件の売却は、法律や制度について理解しておくことが非常に重要です。特に、告知義務の責任を見逃すと後のトラブルにつながる可能性があります。

告知義務と国土交通省ガイドラインの考え方とは?

実は、かつては不動産取引において「人の死」に関する告知について明確な基準がありませんでした。しかし、2021年に国土交通省によるガイドラインが策定され、一定の判断基準が示されています。

告知義務自体は民法に基づくものの、「どこまで告知すべきか」という具体的な基準が法律上明確に定められていません。そのため、国土交通省のガイドラインが実務上の判断の目安として用いられています。

ガイドラインによると、原則として告知が不要なのが、老衰や病死などの自然死、日常生活の中で発生した不慮の事故死などです。ただし、自然死であっても発見が遅れたことにより特殊清掃が行われた場合などは、告知が必要と判断されるケースがあります。

一方で、自殺や他殺、原因が明確でない死亡については、原則として告知が必要とされています。これらはあくまで一般的な目安で、個別の状況によって判断が異なる場合があります。

契約不適合責任

契約不適合責任により、売主が知っている事実を告知しないと、引き渡し後でも買主は損害賠償請求や契約解除を求めることができます。

つまり、仲介による売却では、取引は「売主⇔買主」の間で成し、不動産会社はその仲介役となります。この場合、物件が契約内容と異なっていれば、民法のルールにより、売主が買主に対して契約不適合責任を負う必要があります。

例えば、「重大な不具合を知りながら伝えずに売却した」ようなケースです。

一方で、不動産会社に直接買い取りしてもらう場合は契約時に「契約不適合責任を免除する特約」が設定されることも多くあり、売却後に物件の問題が見つかっても売主が責任を負わないケースが一般的です。

ただし、知っている重要な事実を伝えなと告知義務違反にあたるため注意が必要です。事故があった事実を正しく告知することは、売主自身を守るためにも大切な行動となるのです。

まとめ~事故物件を高く売るのは「売り方次第」

事故物件の売却は、買主にとって心理的な抵抗があるだけでなく、売主にとっても大きな負担となりがちです。

ご家族を亡くされた悲しみが癒えない中、「売却は大変そう」「どうせ高くは売れない」「不動産会社に断られてしまった」といった不安を感じる方も少なくありません。

さらに、売却を進める中で複数の業者とのやり取りが必要となり、十分な知識がないまま高額な特殊清掃や遺品整理、リフォームを依頼してしまい、後悔につながるケースもあります。

こうした負担を一人で抱え込まないためにも、正しい知識をもとに進めることが重要です。

事故物件の売却で高く売るためのポイントは、

  • 告知義務を守る
  • 事故物件の経験豊富な不動産業者に相談する
  • 必要性に応じて特殊清掃やリフォームを行う
  • 仲介だけでなく買取も検討する

などです。

事故物件は、売り方次第で結果が大きく変わります。当社の場合、事故物件・訳あり物件を専門に取り扱っており、これまでの豊富な相談実績と独自のネットワークを活かしながら、お客様の状況に合わせた売却プランをご提案することが可能です。

事故物件の場合、一般的な不動産会社では対応が難しくて断られるケースが多いです。

しかし事故物件に特化している当社なら、途中で「対応できない」ということもありません。

事故物件について悩みを抱えている方こそ、まずは一度ご相談ください。他社で断られて不安が大きくなっているときも、状況に合わせて考えていきましょう。私どもにお気軽にお問い合わせください。

事故物件の売却相談ならハッピープランニング

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