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不動産投資の強みとは?FXとメリットやデメリットについて徹底比較
2022.08.28
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建物や土地といった「不動産」は、ときにお金を効率よく稼ぐ手段として生まれ変わります。
一般的に「不動産投資」と呼ばれますが、ほかの投資と比べてどういったメリットを持つのでしょうか。
この記事では、FXと比較しながら紹介します。

 

不動産投資とFXのそれぞれの概要

不動産投資とFXは同じ資産運用の一種ですが、特徴や強みは全くもって異なります。
投資で利益を生み出すためには、各運用スタイルの概要を理解しなければなりません。

それぞれの特徴は下記のようにまとめられます。

● 不動産投資…複雑な手続きが必要だが安定して稼げる
● FX…時間はかからないがハイリスク・ハイリターン

では、投資する手順について掘り下げて説明しましょう。

不動産投資はアパートやマンションを購入して稼ぐスタイル

不動産投資はアパートやマンションを購入し、家賃収入として稼ぐ投資スタイルです。
身近な例として、賃貸物件を管轄する大家さんが挙げられます。
不動産投資にチャレンジする際には、あらかじめ運用する地域を決めなければなりません。

収益が得られそうな物件を探し、所有者との契約で投資を始められます。
購入方法も相談しながら決めておきましょう。
アパートやマンションを購入したら、チラシやインターネットを使った入居者の募集を行います。

FXは外国為替により利益を得る投資方法

FXは「外国為替」の仕組みを生かした投資方法です。
世界中には、さまざまな通貨があります。
日本では「円」が用いられますが、アメリカで買い物する場合は一般的に「ドル」を使用します。

各通貨同士は経済状況に応じて価値が大きく変わります。
日本円とドルは2022年8月時点で「130円台」をキープしているものの、10年前までは100円を切ることもありました。
こうした価格差を利用し、収益を得るスタイルがFXです。

不動産投資がFXに勝るポイントは「安定性」

ここでは、不動産投資がFXに勝るポイントを解説します。
不動産投資は「安定性」を強みとしており、成功するとうまく軌道に乗る可能性もあるスタイルです。
具体的な内容を3点に分けて紹介します。

長期投資でコツコツと稼ぎたい方に向いている

不動産投資は、長期的にコツコツと稼ぎたい方に向いている方法です。
アパートやマンションの所有者は、一定数の入居者が支払う家賃によって収入を得られます。
毎月決まった金額が入るため、極めて安定している点が強みです。

また、不動産関連の契約は余程の事情がない限りは短期で解消すると違約金が発生します。
つまり、たいていの方は数年単位でアパートやマンションなどに住み続けるでしょう。
このような要素も長期投資を後押ししています。

やるべき作業が少なく「不労所得」にも繋がる

不動産投資はFXとは異なり、作業する頻度が多くありません。
基本的には入居者を集めてしまえば、家賃の回収や建物のメンテナンスなどを行うのみです。
FXでは、価格が大きく変動するため常にチャートを確認しなければなりません。

そのため、日々の生活でプレッシャーを感じ続ける危険性も考えられます。
不動産投資はやり方さえ押さえれば、「不労所得」にもつながりうる手法です。
退職したあとも安定した収入が欲しい方は、有効な手段の一つといえます。

ほかに仕事がある人でも不動産投資にチャレンジできる

不動産投資であれば、作業の少なさからほかに仕事がある方でも問題なくチャレンジできます。
実際に、サラリーマンや公務員と兼業しているケースも少なくありません。
「Wインカム」にもつながり、今後の生活を大きくサポートします。

ただし、稼ぎ次第では副業扱いされるため注意も必要です。
特に公務員は基本的に副業禁止であり、気をつけて不動産投資に挑戦しましょう。
5棟10部屋以上で投資をすると、事業として取り扱われます。

FXと比較したうえで考えられるデメリット

不動産投資は安定性で優れていますが、デメリットも何点か挙げられます。

同じくFXと比較しつつ、ここからは短所について紹介します。
不動産投資を含めて、投資スタイル選びの参考にしてください。

FXほどハイリターンは望めない

不動産投資のデメリットとして挙げられる理由はハイリターンが望めない点です。

そもそも、土地や建物を購入するだけでも高額な費用がかかります。
修復が必要になるケースもあり、出費が多い投資スタイルだと押さえておかなければなりません。

一方、FXはレバレッジ取引により、最大で掛金の25倍で運用できます。
つまり、2万円を保証金にした場合は50万円での投資が可能です。
不動産投資は家賃収入が一定であるため、突然大きく稼げるようにはなりません。

FXよりもトータルで大きく費用がかかる

前述したとおり、不動産投資は土地および建物の購入費用が決して安くありません。
1,000万円台を超える場合もあり、高額になることがあります。
無論、初期費用として全額を用意しなくとも銀行からお金を借りるなどすれば運用自体は可能です。

一方で、FXの場合は平均して1,000通貨単位から始められます。
金融機関によっては、100円台と少額投資ができるところも存在します。
ローンで不動産を購入したら、毎月一定額を支払わなければなりません。
こうしたポイントも踏まえ、不動産投資を行いましょう。

まとめ

世の中には、数々の投資スタイルがあります。
それぞれで特徴が全く異なるため、メリットおよびデメリットの見極めが重要です。

不動産投資には、安定した投資ができるもののコストもかかりやすいといった短所も挙げられます。
自分の投資スタイルに合っているか否かを重視し、より稼げそうな運用方法を選びましょう。